◎2011シーズン終盤へ(2011.10.30)

 今日のアミノバイタルフィールドでは高校アメリカンフットボール選手権の関東大会が行われた関係で、大学リーグは1試合のみの開催となりました。
 この週末で1部リーグ第6節のゲームが終了しました。2週間後の最終節で、あずまボウル進出校および入替戦出場校が決定します。2011レギュラーシーズン終盤、どうぞお見逃しなく。


★第1試合 1部Bブロック ○一橋大学35−28拓殖大学●
 前半から取って取られてのシーソーゲームとなった。まず先制したのは一橋大、RB#22財津が受け取ったボールをエンドゾーンまで運んだ。しかし、2Qで拓殖大は今季大活躍のQB#9柳沢が自慢の脚力でTDを奪い返しチームを勢いづける。その後は両チーム1本ずつTDを決め、同点で前半を折り返す。後半に入りまず追加点をあげたのは一橋大。ここからは一橋大守備陣が好調ぶりを発揮し始め、拓殖大の攻撃をとことん潰しプレーを阻止する。そしてそれに応えるよう再び点を重ねる一橋大攻撃陣、14点リードで最終Qへ。そして拓殖大が怒涛の反撃を始める。全てを取り返そうと攻撃陣の猛攻を続け、一橋大の厚い壁を次々と壊し得点を奪い、ついに試合残り2分で同点に追いついた。最後となる攻撃権を手にした一橋大は、QB#18丹羽のパスが通り次々とダウン更新に成功、そしてWR#34谷がTDを決め、試合残り40秒で再度リードを奪う。対する拓殖大も諦めず攻め続け、残り1秒でゴール前まで迫ったが惜しくも届かずタイムアップ。一橋大が大接戦を制し、今季初勝利を手に入れた。





◎1部リーグいよいよ大詰め(2011.10.29)

 快晴の空の下、最高のフットボール日和となった今日は1部リーグ第6節のゲームが行われました。いずれも関東大学選手権あずまボウルへの出場を賭けた試合となり、白熱した戦いが繰り広げられました。
 大会のご案内や出場チームについては、あずまボウル特集ページまたはあずまボウルニュースをご覧ください。
 2011年度秋季リーグ戦もいよいよ佳境に入り、いずれも見逃せないゲームばかりです。シーズン終盤、どうぞお見逃しなく。


★第1試合 1部Aブロック ○日本大学68−0国士舘大学●
 1Q開始早々、日本大RB#21原田がキックオフレシーブからリターンTDで先制。次の国士館のダウンでは日本大DB#7西田がインターセプトを成功させ、K#39井ノ口がFGを決める。国士館はRB#32金子のランを中心に攻めるも得点にはならず。その後、日本大はRB#21原田のロングランでゴール付近まで攻め込むと、RB#4藤田がTDを決める。2Qも日本大RB#21原田・WR#22秋山がTDに成功。2Q終盤、日本大K#39井ノ口が関東学生記録となる56ヤードのFGを決め、34−0で前半を折り返す。後半、国士館はLB#47梅田、DB#34井上らが応戦するも、日本大の猛攻を抑えきれることができない。日本大は、4QにもRB#35富澤のTDなどによる得点で68−0とし、国士館は中央から攻めるも日本大学のDLを崩すことができず、試合終了となった。(スポーツ国士・門松雅仁)

★第2試合 1部Aブロック ●早稲田大学16−28明治大学○
 ここまで全勝の早稲田と1敗の明治大の対戦。先手を取ったのは早稲田だった。2Q1分、K#27小田倉の47ヤードFGで先制。しかし、残されたブロック優勝の可能性に懸ける明治大はRB#25小形の14ヤードTDランですぐさま逆転、リードを4点とする。すると今シーズン絶好調の明治大守備がこの試合でも力を発揮。前半の失点をFGの3点のみに抑える。さらに、後半に入ってもゲームの流れは変わらず明治大優勢の展開が続く。14−3の明治大リードで迎えた3Q5分には、明治大RB#31川上がこの日2本目のタッチダウンを決めさらに点差を広げる。しかし全勝の早稲田も簡単には引き離されない。4Q4分に早稲田RB#10末吉(智)が1ヤードを押し込みTDを決めると、終了間際11分には早稲田大QB#5広野からWR#85原(秀)への32ヤードTDパスを成功させ、12点差まで詰め寄るが反撃もそこまで。走り勝った明治大が白星をつかんだ。(明大スポーツ新聞部・加藤祐輔)

★第3試合 1部Bブロック ○中央大学49−7東京大学●
 前半、最初に攻撃権を得た中央大は着実にヤードを重ねていき、最後はWR#4山岸がTDを決め先制する。これで勢いに乗った中央大は、RB#33横田が相手を寄せ付けない豪快な走りでTDを量産。東京大を引き離す。一方の東京大は、QB#15高木がパス中心の攻撃を仕掛けるものの、相手守備陣に阻まれ攻めきれない。さらに、ファンブルロストやインターセプトなど自分達のミスも続き流れを作ることが出来ず、大きくリードを許したまま前半を折り返す。後半に入ると、東京大が本領を発揮。TE#89三上がロングパスをキャッチして敵陣深くまで攻め入ると、QB#15高木(勇)が自らゴールラインを割り、待望の初得点を上げる。その後中央大に点を奪われて、さらに食い下がりたい東京大は果敢に攻めるがTDまではあと一歩及ばず。反対に残り時間あとわずかのところで中央大WR#24新城にダメ押しのTDを喰らい試合終了。中央大が東京大に快勝し、全勝を守り切った。





◎息詰まる熱戦(2011.10.23)

 今日のアミノバイタルフィールドは風もほとんどなく、汗ばむほどの好天に恵まれました。昨日に引き続き、3部リーグと1部リーグの試合が行われましたが、1部リーグ5節の2試合はいずれも接戦となり、念願の白星を奪うべく激しい戦いが繰り広げられました。


★第1試合 3部Bブロック ○横浜市立大学59−0流通経済大学●
 試合は横市大の攻撃で開始。ラン中心のプレーで順調にダウン更新を重ねて行った横市大は、QB#17西本からWR#16島田へのパスでTD、先制点を得る。その後再び攻撃権を得た横市大がFG、TDを決め、流経大との点差を広げる。対する流経大は、QB#4牛澤からWR#13永井へのパスなどでダウンを更新していくも、横市大守備にペースを崩されエンドゾーンに届かず、無得点のまま前半を折り返す。後半、反撃を目論む流経大だが、横市大RB#24松崎の独走状態でのTDで出鼻をくじかれる。流経大はCB#11平松のインターセプトで流れを掴みかけるが得点には繋げられない。横市大はその後も点を重ね、最終スコアは59−0。2勝0敗同士の試合は、横市大の完封勝利で幕を閉じた。

★第2試合 1部Bブロック ●神奈川大学28−31拓殖大学○
 0勝4敗同士、入替戦回避のためにも両者負けられない一戦。先制点をあげたのは拓殖大。QB#9柳沢が55ydを一気に駆け抜けエンドゾーンを割る。しかし神奈川も要所でのパスを次々と成功させ、QB#9中本から放たれたボールをWR#81田中がキャッチしTD、拓殖大の点数に並ぶ。その後は拓殖大のFGや神奈川のTDなど激しい点の取り合いとなり、拓殖大が3点リードで前半終了。後半、拓殖大は柳沢のTDで点差を広げ、神奈川を突き放す。しかし神奈川も中本の的確なパスによる2TDで見事逆転。このまま神奈川の逃げ切りかと思われたが、拓殖大柳沢が本日4度目で決勝点となるTDをあげる。接戦を制した拓殖大が、念願の1部リーグ初勝利をものにした。

★第3試合 1部Bブロック ●一橋大学14−27立教大学○
 前半、立教大がQB#18山本からWR#4佐藤のパスで先制。一橋大も時間を使ったドライブをQB#18丹羽からWR#89安河内のTDパスで完結させて追いつくも、立教大は山本のパスが冴えわたり、1TD1FGをあげて前半を折り返す。3QにK#13小山のこの日2本目のFGで追加点を挙げた立教大に対し、一橋大は丹羽からRB#22財津へのTDパスで追いすがる。しかし立教大はRB#36峰尾が59ヤードの独走TDラン。一橋大の攻撃をDL#13小山のファンブルフォース、LB#20加藤のインターセプトで断ち切った立教大が今季初勝利を挙げた。





◎2011シーズンの行方(2011.10.22)

 今日のアミノバイタルフィールドは朝から強い雨が降る生憎のお天気となってしまいましたが、注目の1部Bブロックの全勝対決2試合が行われ、大勢のお客さまにご来場いただきました。
 リーグ戦も後半に入り、ポストシーズン出場を賭けて熾烈な星の潰し合いが繰り広げられています。関東大学リーグ戦の今後の展開にぜひご注目ください。


★第1試合 3部Dブロック ●新潟大学15−18城西大学○
 強い雨の中始まった第1試合。先制点を挙げたのは新潟大。QB#7青木からボールを託されたRB#1小川が相手守備をうまくかわし、90ヤード独走ランTDでチームを盛り上げる。一方の城西大は、雨に苦しみながらも、ランとショートパスを駆使しじりじりと敵陣に攻め入るとWR#19柿沼がロングパスをキャッチ。その後は、両校なかなか得点にはつながらず、トライフォーポイントを外していた城西大は、新潟大に1点のリードを許し前半を折り返す。後半に入ると、城西大は面白いように攻撃が決まり始める。順調にダウン更新を重ね、城西大TE#44大島がパスをキャッチしTD、逆転に成功する。しかし新潟大もすぐさま反撃。またしてもRB#1小川がゴールラインを割り、再びリードを奪う。このまま新潟大学逃げ切るかと思われた最終Q中盤、RB#6嶋田の活躍で敵陣深くに入った城西大は、WR#19柿沼が試合を決定づけるTDを奪う。シーソーゲームを制したのは城西大だった。

★第2試合 1部Bブロック ○法政大学56−9東京大学●
 全勝対決で迎えた一戦。法政大はWR#86吉水のロングゲインで敵陣深くまで入り込むと、RB#29堀が開始20秒でTDを決める。勢いに乗った法政大はインターセプトから攻撃権を奪うと、QB#18高島のパスで点を重ねていく。第2Qも東京大は、QB#9高木(万)からWR#17浜アへのロングパスの成功などで、反撃を試みるも、前半終了間際にRB#41鈴木のTDが加わり35−0と大きく離された。第3Q、東京大は攻撃陣が法政大の守備陣をなかなか崩せず法政大にリードを広げられる。第4Q、一矢報いたい東京大は、QB#15高木(勇)からTE#13草場のパスでTDを奪う。その後もファーストダウンを更新し、インターセプトで攻撃権を奪われる場面もあるが、法政大のパントを止めてセーフティーによる2点を加える。しかし、反撃もここまで。法政大は全勝対決の試合を56−9という大勝で飾った。(スポーツ法政新聞会・宮崎克信)

★第3試合 1部Bブロック ○中央大学37−22慶應義塾大学●
 まず先取点を奪ったのは中央大。#33横田、#34近藤の両RBの力強いラン攻撃を中心にゲインを続けTDを奪う。対する慶應大はQB#8徳島を中心に攻撃を組み立て、RB#29久保がTDを奪い返すなど序盤は一進一退の攻防を見せる。2Qに入り流れを掴んだのは中央大。QB#12佐藤がランとパスを織り交ぜた攻撃で着実にダウンを更新。守備陣も堅い守りも見せ徐々にペースを掴んでいく。結局中央大は2TD1FGを決め、慶應大の攻撃を1TDに抑え前半は中央大リードで折り返す。後半に入っても試合は中央大ペース。OL#70和村を中心とした統率されたオフェンスラインが慶應大LB陣に仕事をさせない。3Qにも1TDを奪い慶應大を突き放す。慶應大も4QにQB#8徳島のパスをWR#86笠原がキャッチしTDを奪い、2ポイントコンバージョンを決め反撃ムードを作る。しかし最後は再び中央大に突き放され試合終了。中央大が全勝対決を制した。(慶應スポーツ新聞会・中島裕幾)





◎2011シーズン折り返し(2011.10.16)

 夏に逆戻りしたかのような暑さとなったアミノバイタルフィールドでは、2部リーグ第4節と1部リーグ第5節の試合が行われました。特に第3試合の日本大学−明治大学はこれまで4戦全勝同士の対戦ということもあり、今季シーズン最多の入場者数となりました。
 この週末で2011年度リーグ戦のほぼ半分を消化し、早くも今シーズン折り返しとなりました。シーズン後半、ポストシーズンゲーム出場を賭けて全チームがしのぎを削ります。決定的瞬間を見逃されませんよう、ぜひ関東大学リーグ戦にお越しください。


★第1試合 2部Bブロック ○明治学院大学41−7防衛大学校●
 防衛大のキックオフで試合開始。攻撃の明学大は堅実に5回の攻撃権更新を重ね相手陣に攻め入るが、防衛大の守備陣に阻まれ最初のシリーズはFGに留める。しかしここから明学大が怒濤の勢いを見せ、防衛大のこぼしたボールをリカバーし、明学大WR#23松本が最初のTDを決める。その後もファンブルリカバーや3度のインターセプトで貪欲にボールに食らい付く明学大は、前半だけで31点を奪った。後半に入ると、防衛大も徐々に流れを掴みRB#14松尾の49ヤードラッシュ、それを受けRB#16伊藤が悲願の初得点を挙げる。しかし防衛大の反撃も束の間、明学大はK#78湯沢のFGやRB#33都築の今試合2度目のTDで追加点を挙げ、そのまま試合終了。明学大が全勝を守り切った。

★第2試合 1部Aブロック ○早稲田大学52−3国士舘大学●
 ここまで4戦4敗と厳しい状況が続いている国士舘大学ライナセロスと、全戦全勝の“王者”早稲田大学ビッグベアーズの対戦。第1Qの早稲田K#27小倉田によるFGでの先制を皮切りに、WR#7清水のラン・キャッチによる二度のTD、TE#42小林のパスキャッチでのTDと、力の差を見せつける。国士舘はRB#14細野、WR#12山崎を中心に攻めるも、早稲田DL#90鎌田のタックルやDB#33坂梨のインターセプトによりパスが思うように通らず、ダウンをなかなか更新できない。第2Q終盤に国士舘K#44木村が30ヤード超のFGを決め、24−3で試合を折り返す。後半、国士舘DB#34井上らが果敢に守るも早稲田は着実にダウンを更新し、QB#5広野、WR#82吉田のTDで国士舘をさらに引き離す。国士舘はパスミスやゴール間際でのオフサイドによる失点など思うようなプレーができず、最後に早稲田WR#98金沢の駄目押しのタッチダウンで52−3となり試合終了となった。(スポーツ国士・門松雅仁)

★第3試合 1部Aブロック ○日本大学15−7明治大学●
 明治大のキックオフで始まったゲームは1Q、明治大がRB#7小谷田のランアフターキャッチで62ヤードをゲインすると、次のシリーズで明治大RB#31川上が6ヤードのTDランを決め先制。そのまま勢いに乗りたい明治大であったが、2Q開始17秒、今度は日本大DL#93江頭が敵陣1ヤード地点でロスタックルを決めセイフティー。まずは2点を返す。さらなる追加点が欲しい日本大は、パスとランを織り交ぜながらゴール前6ヤード地点まで攻め込むものの、あと1本が出ず結局FGに追い込まれ失敗。貴重な得点機を逸してしまう。その後は双方とも得点には至らず、7−2で前半を折り返す。後半に入ると、互いにラン攻撃を繰り出すものの、攻めきれないシーンが続く。日本大がようやくパスを投じ始めると次々にファーストダウンを更新。瞬く間に敵陣ゴール前4ヤード地点につける。しかし、ここで明治大の粘りの守備が光った。4thダウンゴール前2ヤードの地点で明治大LB#52佐々木の決死のタックルが決まりターンオーバー。日本大に得点を許さず、結局3Qはお互い無得点に終わる。いよいよ4Q、日本大は最初のシリーズからパスを連投。最後は日本大QB#10安藤が自ら走りこみTD。日本大が逆転に成功する。こうなると日本大の勢いは止まらない。8分34秒、再び安藤のランでTD。その後は得点変わらず15−7で試合終了。日本大が全勝を守った。(明大スポーツ新聞部・加藤祐輔)





◎2部リーグ第4節(2011.10.15)

 昨夜からの雨がまだ残り、夜まで降ったり止んだりの一日となったアミノバイタルフィールドでは、2部リーグ第4節の試合が行われました。
 本日の第1試合に予定されていた東京都市大学−桜美林大学の試合は、東京都市大学の棄権により中止となりました。リーグ戦中盤、白熱した試合を期待されたファンの皆様にお詫び申し上げます。


★第1試合 2部Bブロック ●東京都市大学0−1桜美林大学○
(東京都市大学の棄権のため中止、桜美林大学の不戦勝)

★第2試合 2部Bブロック ●東京農業大学7−21東京学芸大学○
 前半、流れを掴んだのは学芸大。開始直後のインターセプトや、DL#93奥野渾身のQBサックが炸裂、東農大攻撃陣を封じ込める。そして学芸大RB#22清金が初得点を奪い、前半終了間際にも立て続けに2本TDを決め、大きくリードして前半を折り返す。しかし後半、東農大はこれ以上の追加点を許すまいと守備陣が好プレーを続出。学芸大の攻撃の流れを食い止めた。それに応えるよう攻撃陣も勢いづき、東農大RB#27深谷が相手をかき分けてエンドゾーンを駆け抜けた。東農大はこのまま逆転を狙いプレーを展開していくが、なかなか思うようにパスが通らず追加点を挙げられない。そのままタイムアップとなり試合終了、学芸大が勝利を手にした。

★第3試合 2部Bブロック ●帝京大学0−17東洋大学○
 試合開始早々、東洋大はRB#16川端が相手の一瞬の隙をつきハーフライン付近から一気に独走、TDを決める。東洋大はその後もFGで点を重ね、さらに守備陣はDL#44佐藤らがQBサックを連発、攻守共に調子良く試合を運んでいく。一方の帝京大は、攻撃権を得てはパントを繰り返し、無得点のまま前半を折り返す。後半に入ると、お互いの攻撃を食い止めなかなか得点に至らない。帝京大はRB#29中村のランプレーが度々目立ちチームを盛り上げるが、あと一歩で得点に繋げることができない。第4Qで再び帝京大は東洋大にTDを許してしまい、試合は終了。東洋大は見事今季初勝利を奪った。





◎注目カードが目白押し(2011.10.09)

 3連休の中日、今日も秋らしい爽やかな陽気となりました。1部リーグは今週末で第4節を終え、レギュラーシーズン折り返しとなりました。来週からはいよいよ全勝チーム同士の対戦など、見逃せないカードが目白押しです。アミノバイタルフィールドをはじめ各会場で熱戦をお楽しみください。


★第1試合 3部Aブロック ●宇都宮大学0−29電気通信大学○
 まず試合の流れを掴んだのは電通大。攻撃権を得るとテンポ良くボールを進め、QBが投じたパスをRB#99床次が受け取り、相手守備を押しのけエンドゾーンへ飛び込んだ。さらに2Q終了間際にも自陣エンドゾーン近くまで宇都宮に攻め込まれていたところをLB#79屋比久がインターセプト、そのままリターンTDをきめ、ピンチを救った。一方の宇都宮は電通大の勢いに完全に押されてしまい、攻撃の調子がなかなか上がらず無得点のまま前半を折り返す。後半に入り、宇都宮は守備陣が奮闘するものの攻撃権を得ても点を奪うことができない。4Qで再び宇都宮はTDを2本相手に許してしまい、最後まで粘りのプレーを見せたが及ばずタイムアップ。電通大の完封勝利となった。

★第2試合 1部Aブロック ●国士舘大学13−23東海大学○
 試合開始早々、東海大は最初のプレーでWR#7鈴木がパスをレシーブし、そのまま豪快な走りでTDを決め先制。国士舘は点差を埋めるべく東海大に食らい付くが、なかなかダウン更新が続かない。2Qからしばらく動きはなかったが、3Qの中盤に得点をあげたのは再び東海大。今日国士舘守備陣を何度も苦しめた俊敏なランプレーで東海大QB#9石井がゴールラインを走り抜けた。東海大の得点で点差はどんどん開いていくが、4Q終盤で国士舘が怒涛の反撃で巻き返しを試みる。QB#3小峰のパスが次々と通り始め、ゴールラインがようやく目の前に。そのまま流れを切らすことなくパスプレーでWR#12山崎がTD、初得点を奪う。その後すぐにキックで点を返されるも、最後の攻撃でも諦めず試合残り1分もない時間を上手く使い、なんと再びTD。決めたのは司令塔としても大活躍であったQB#3小峰だった。しかし点はとどかず、東海大が今季初勝利を手に入れた。

★第3試合 1部Bブロック ○東京大学41−28拓殖大学●
 第3試合は激しい点の取り合いとなった。先制したのは東京大、試合開始とともに蹴られたボールを東京大RB#23大津がリターンしそのままTD。しかし拓殖大もQB#9柳沢のランですぐにTDを取り返す。さらにその後拓殖大が追加点を挙げ、逆転に成功。しかし、直後から東京大に立て続けに得点を許し、点差が開いてしまう。拓殖大は逆転を狙い猛攻を繰り返すも、東京大はリードを渡さない。3Q終了時点で点差は10点。東京大守備陣が本領を発揮したのか、拓殖大は前半のようには攻められず、なかなか得点を奪えない。一方の東京大はFGでさらに点を重ねるが、結局拓殖大は試合終了間際の攻撃も得点に繋げることはできず、最後は東京大DB#3植谷のインターセプトで試合終了。東京大が4勝目をあげた。





◎リーグ戦中盤(2011.10.08)

 爽やかな秋晴れの空の下、1部リーグAブロック第4節の試合が行われました。2011年度秋季リーグ戦も中盤に差し掛かり、アミノバイタルフィールドでは白熱した試合が繰り広げられています。
 今週末も各会場でイベントが目白押しで、本日は早稲田大学のホームカミングデーが開催されました。明日のアミノバイタルフィールドでは調布市民無料観戦デー、川崎球場ではキッズスタジアムとアメリカ人無料観戦デーを開催予定です。(詳細はこちらをご覧ください)
 フットボールを楽しむには最高のこの季節、アミノバイタルフィールドをはじめ関東大学リーグ会場で楽しい週末をお過ごしください。


★第1試合 1部Aブロック ○明治大学16−7日本体育大学●
 両大学とも要所で決めきれず攻めあぐねる試合展開となったが、最後は明治大が勝利を収めた。日体大は試合開始直後からランプレーで着実にゲインを重ね第1Q4分20秒、RB#28有馬の中央へのTDランで先制。先制を許した明治大も直後のシリーズで持ち味のランプレーでヤードを稼いでいき、第1Q7分14秒、K#77坂井のFGで7−3とする。その後は両大学とも決め手を欠いていたが、第2Q6分43秒、明治大のK#77坂井が再びFGを決め7−6とし、さらに第2Q9分37秒、RB#31川上が左サイドを駆け上がり60ヤードのTDランを決め7−13と逆転。さらに明治大は第3Q10分35秒、K#77坂井がこの試合3本目となるFGを決め7−16とした。追う日体大もRB#10山田、RB#28有馬を中心にランプレーを見せるが得点には結びつかず、このまま試合終了となった。(明大スポーツ新聞部・佐藤歩)

★第2試合 1部Aブロック ○日本大学51−3専修大学●
 専修大の攻撃から試合開始。専修大のパントでもらったボールを日本大はエンドゾーン近くまで運び、日本大K#39井ノ口がFGを成功させまず先制点を挙げた。差を広げたくない専修大はK#17高室がFGを成功させ反撃、同点に並ぶ。しかしここから徐々に差が開き始める。日本大QB#10安藤がTDを決めると、WR#1大澤も続けて得点を挙げる。日本大はその後TD直前に専修大DB#16岩元にボールをインターセプトされるが、同じシリーズ中にインターセプトで攻撃権を奪い返し、そのボールをゴールラインまで運び切った。そして日本大WR#81遠藤含め4人が最終Qで追加点を獲得し試合終了。日本大は専修大の攻撃をFGのみに抑え、危なげなく勝利を掴んだ。

★第3試合 1部Aブロック ○早稲田大学52−3関東学院大学●
 早稲田は開始4分、#5QB広野から#82WR吉田へのTDパスで先制すると、その後も#22小林勇とWR清水のTDで関東学院大を突き放す。一方の関東学院大は、#33RB中島のスピードを生かしたラン中心の攻撃で早稲田を攻め、2Qに3点を返す。後半に入っても早稲田は攻撃の手を緩めることはなく、52−3で早稲田が勝利した。関東学院大は、#44SB大岩のパントリターンで好走や、中島の35ヤードのランも出たが、いずれもTDに結び付けることができなかった。なおこの試合で早稲田の#DB坂梨が2つインターセプトを決め、関東大学リーグの通算インターセプト記録を更新した。(早稲田スポーツ新聞会・高崎皓輔)





◎秋薫るアミノバイタルフィールド(2011.10.02)

 今日も好天に恵まれた一日となりました。日中は汗ばむ陽気でも、第3試合ともなるとひんやりとした空気に包まれる季節になりました。金木犀の香りと夜の風の冷たさは日に日に強くなっているようです。
 来週9日(日)は川崎球場でキッズスタジアム、アミノバイタルフィールドでは調布市民観戦デーを開催します。週末はぜひ関東大学アメリカンフットボールリーグ戦をお楽しみください。


★第1試合 2部Bブロック ●帝京大学3−20東京学芸大学○
 学芸大の攻撃で試合開始。敵陣へとボールを進めるが帝京大の粘り強い守備に阻まれあと一歩届かない。一方の帝京大も、学芸大の隙のない守備によりエンドゾーンが遠い。両者膠着状態で試合が進むが、前半終了2秒前に学芸大K#52藤田がFGを試み、見事成功。3点をリードして前半を終える。後半、帝京大はDL#66康本のタックルやLB#15河本のインターセプトなどで学芸大攻撃陣を抑え込む。守備陣の活躍により流れを掴んだ帝京大攻撃陣はQB#8成毛のパスプレーで一気に敵陣へ切り込み、K#1大場がFG、同点に並ぶ。帝京大の反撃開始かに見えたが、学芸大はWR#15橋本のパスキャッチで敵陣1ydの位置につけるとWR#81大塚がTD、再びリードを奪う。勢いに乗った学芸大はその後も得点を重ねて帝京大を引き離し、そのまま試合終了。学芸大が帝京大から勝利を勝ち取った。

★第2試合 1部Bブロック ○東京大学24−10立教大学●
 序盤から東京大がランプレーで次々と1stダウンを更新していく。東京大QB#9木自ら積極的にランを見せ、先制点となるTDを決めた。対する立教大はエンドゾーンに迫るもFGに失敗。第2Qもオプションを中心に東京大はスクリメージラインを前に進め続けるも、得点には届かなかった。3Q、東京大が#89三上のFGで追加点を加え0−10。続くシリーズで立教大が奮起した。QB#18山本がランとパスを使い分け、#81重松へのTDパスで初得点。ここから巻き返しをはかりたい立教大だが、度重なるファウルが仇となった。チャンスを得た東京大は前半同様、ランプレーでヤードをゲインし2TD。立教大はパスでのビッグゲインを試みるもかなわず、今季波に乗る東京大が10−24で試合をものにし、3勝目を飾った。(「立教スポーツ」編集部・佐藤優)

★第3試合 1部Bブロック 
○中央大学31−7神奈川大学●
 中央大QB#12佐藤はパスが冴え渡り、次々とファーストダウンを獲得し、WR#4山岸が先制点を奪う。対する神奈川はDL#91立崎ら守備陣がロスタックルなどで応戦するが、その後もパスによりもう1TDを奪われ点差が広がる。その後も中央大の攻撃は留まる事を知らず、WR#22岸山らが2TDを重ね、28−0で前半を折り返す。後半、巻き返しを図る神奈川は#81田中らWR陣のパスキャッチを次々と成功させていくが、あと一歩の所で攻撃の手が止まってしまう。しかし守備ではLB#52川上のインターセプトなどで調子を掴んでいき、中央大に追加点を与えない。迎えた最終Q、中央大はK#25松永によるFGで更に点差を広げるが、神奈川は試合終了間際にQB#9中本から放たれたボールをWR#83清水が見事キャッチ。執念の1TDをあげ、中央大に一矢報いた。





◎観戦ベストシーズン(2011.10.01)

 朝から爽やかな秋晴れのお天気に恵まれました。アミノバイタルフィールドには金木犀の香りが漂いはじめ、フットボール観戦には最高のシーズンになりました。
 明日はキッズスタジアムを開催いたします。ご家族でのお越しをお待ちしております。


★第1試合 2部Aブロック ○武蔵大学31−7上智大学●
 試合開始から間髪入れず、武蔵大RB#23中橋が仕掛けた。QBから受け取ったボールを脱兎の勢いで74ヤード運び切り、いきなり6点を獲得。このビッグプレーでチームに流れを引き寄せ、立て続けにQBサックやギャンブルなど細かなプレーにも成功をもたらすと、RB#44佐藤がTDを決め再び点を挙げる。度々反撃の機会を窺う上智大は武蔵大の反撃に苦戦するが、緻密な攻撃でじわじわとエンドゾーンまで近付くと、2Qでついに上智大RB#16伊藤が初のTDを奪う。しかし反撃の狼煙を上げたかと思われたのも束の間、2分後に7点を返されてしまう。後半に入った後も、セーフティやFGで得点を重ねた武蔵大のペースに呑まれ、上智大は反撃できず。そのまま武蔵大ペースで大差をつけ試合終了となった。

★第2試合 1部Bブロック ○慶應義塾大学45−7拓殖大学●
 3年でエリアリーグから今季1部に昇格した拓殖大と徐々に調子を上げてきている慶應大の一戦。拓殖大のキックオフリターンで試合が開始すると、QB#9柳沢のキープランやRB#10田原のランプレーで着実にゲインしていく。ただ慶應大もSF#7末富主将らDB陣がWRに厳しいプレッシャーをかけ、拓殖大のロングゲインを防いでいく。また慶應大の攻撃のシリーズではエースRB#34梅田のインサイドランの他に、QB#8徳島からWR陣のパスがしっかりと通り拓殖側エンドラインへと迫る。そして1Q6分、敵陣2ヤード地点でボールを受けたRB#29久保が中央突破から押し込み、慶應大が先制点を挙げる。その後も慶應大がランプレー・パスプレーに加えてライン戦でも拓殖大を圧倒し、1TD1FGを追加して前半を17−0で終える。後半開始早々、拓殖大はDE#99守屋のQBサックで流れを掴みかけるも、やはりその後も慶應大のペース。RB#34梅田に約70ヤードのビッグゲインが2度生まれるなど4TDを追加。拓殖大も4Q5分、敵陣13ヤード地点からQB#9柳沢がスクランブルから右ディープコーナーへ走り込み1TDを返すも45−7で試合終了となった。(慶應スポーツ新聞会・高井千敬)

★第3試合 1部Bブロック 
○法政大学55−16一橋大学●
 一橋大のレシーブから始まった試合は、第1Qから激しいぶつかり合いとなった。法政大はQB#4山口のパスで着実にヤード数を獲得すると、この日も攻撃陣を引っ張ったRB#29堀が最初のTDを決める。しかし、一橋大も簡単には流れを掴ませない。WR#9三好がキックオフリターンで残り1ヤードまでのロングゲインをすると、SB#34谷のTDで同点とした。さらに、一橋大はオンサイドキックで法政大に攻撃権を渡さず、ギャンブルプレーにも成功し、7−10で逆転とした。第2Q、一橋大はQBサックなどで相手の攻撃を食い止めるも、RB#22池田を含む2本のTDを決められ、再び法政大がリードする。第3Q以降も法政大は前半同様に勢いある攻撃を見せ、後半でさらに34点を奪った。一橋大攻撃陣もQB#6三井と#18丹羽を中心とした多彩な攻撃を見せたが、後半はTD一つに留まり、55−16で試合終了となった。(スポーツ法政新聞会・宮崎克信)










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