2003 CLASH BOWL

チーム紹介  法政大学



法政大学
 1934年同好会として発足。翌35年連盟加盟。立教・明治・早稲田・慶應・日大とともに戦前に創部した関東古参6校のうちの1校。72年には甲子園ボウル初出場、初優勝を果たすが、80年代は低迷。91年QB今手を擁しフリーズオプションを導入、春季ながら当時日本選手権3連覇中の日大を破り話題を呼んだ。92年20年ぶりの関東制覇、以降90年代の「法政時代」は周知のところ。94〜01年の関東リーグ8連覇は日大(77〜84年)と並んでタイ記録。甲子園ボウルでは、97年関学と引分け同点優勝。2000年はその関学を破り90年の日大以来となる関東の単独優勝。計3度の学生日本一に。出場回数は関学、日大に次ぐ10回。今季は10年ぶりにブロック1位を逃し、早大には昨年の準決勝から連敗中。決勝での再戦で雪辱を果たすべく、捲土重来を期す。

大森 廣行 監督
 兄がフットボール選手であったことからライバル意識に燃え、後を追うようにフットボールを始める。正則高校時代から一貫してQBとして活躍、4年次に主将も務める。卒業後はコーチに就任し、72年の甲子園ボウル初出場、初優勝に貢献した。86年母校の低迷に2度目のコーチ就任。仕事の関係などにより一時チームを離れ、外からチームを応援し続けていたが、95年に金井前監督の後を受け監督就任。学生の自主性を尊重しつつ、小松・青木両助監督、高田ディレクターらとの集団指導体制で関東リーグ8連覇を成し遂げ、97年、2000年は学生日本一へと導いた。現在、連盟規約改正委員。

<今季の戦い>
 初戦の慶応戦はUB小沼が全得点となる4TDを挙げ好発進。3戦目の帝京戦では、TB伊藤喜が1Qだけで3TD180ヤードを稼ぎ早々に試合を決めた。関東学院との全勝対戦は、LB三溝らの活躍で完封勝ち。次の日体戦は勝てばクラッシュボウル決定という試合だったがこれが大苦戦。伊藤喜は徹底マークされ不発。少ない好機を確実にものにしつつ、反対に相手の得点機には守備陣が踏ん張りロースコア−ゲームを制して、早大とともに最終戦を待たずに9年連続プレーオフを決めた。早大との最終節全勝対決。序盤から早大のバランスアタックに翻弄され一時は17−0とリードを許すが、パス中心からラン主体に切り替え猛反撃。伊藤喜の激走で逆転するが、続く早大の攻撃で再逆転劇を許した。ブロック2位は93年以来。関東大学リーグ内で同じチームに2年続けて敗れたのは91−92年の専修戦以来。

<中心選手>
QB#4
永浦 公人
今年のオフェンスを率いる熱き司令塔。走力十分。
UB#22
小沼 裕次郎
抜群の安定感と独走力を秘めた力強いRB。今季13TD78得点でスコアリング1位。
TB#29
伊藤 喜章
好RBを輩出する法政歴代の中でも突出する存在。3年までの通算獲得距離は関東歴代最高。
TB#20
丸田 泰裕
新人離れの走りを披露する伊藤のスーパーサブ。キッキングゲームでもビッグプレー連発。
DT#9
会澤 俊太
王座奪還、日本一を目指し、強いリーダーシップでチームを勝利へと導く闘将。
LB#5
中井 勇介
1年次より中心選手として活躍。底なしの闘争心で最強のLBユニットを統率する守護神。
LB#47
二上 雄介
ライン並みのサイズで相手キャリアーに襲いかかる。


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