2002 CLASH BOWL

チーム紹介  明治大学



明治大学
 創部は立教、早稲田と同じ日本フットボール元年の1934年(昭和9年)。甲子園ボウルには5度出場しているが、いまだ勝利はない。遠ざかって久しい甲子園では待望感が根強い。最後の出場となった85年の関西学院との死闘は今もファンの間で語り継がれる名勝負となっている。
 基本に忠実で、オーソドックスなプレースタイルが身上。戦術の多様化する今日においてもこの姿勢に変わりはない。豊富な走り込みから生み出されるスピードは、専修、法政らアスリート集団にも劣らず、何より試合終盤まで衰えないスタミナは脅威。また、どんな逆境でも絶対にあきらめないという精神力は、今年も再三証明された。92年の2部陥落を含め、近年は不本意な成績に甘んじてきたが、今年は乱戦を制し、関東大学選手権には15年ぶりで、また、現行制度のプレーオフには初の進出を果たした。

原田 大介 監督
 高校時代は恵まれた体躯を生かして水泳選手とし活躍。78年に入部後は、すぐに大型攻撃ラインとして頭角を現し、伝統のラン攻撃を支えた。4年次は主将。卒業後は母校でのコーチに加え、クラブチームでのプレーも経験。練習グラウンドの移転など諸課題を抱える今季、マネジメント機能の整備のため、請われて監督に就任した。
 グラウンドでの指揮は、NECファルコンズの中心選手として長年活躍した川部ヘッドコーチが重責を担う。また、元監督で現ディレクターの野崎氏の存在抜きには「明治」は語れない。62年の監督就任以降、常に日大と並ぶトップチームを維持。フットボール未経験者を育て上げる手腕は今も衰えず、特に、85年の伝説の甲子園ボウルの主役・吉村や、99年関東で唯一の1000ヤードラッシャーとなった瀬畑など、名RBを数多く輩出している。

<今季の戦い>
 今季の戦い振りは「ミラクル明治」と言っても過言ではないだろう。
 初戦の中央戦、第4戦の東大戦も見ごたえ十分の見事な粘り勝ちだったが、印象に残るのは何と言っても第2戦の関東学院戦と、最終・日大戦だろう。
 関東学院戦は川添のパスに翻弄され、再三ピンチを迎えるものの何とか7点ビハインドで終盤までもつれ込んだ。追い上げるべきところ、逆に相手のFGというピンチを迎え、これまでかと思われた矢先、何とこれをブロックリターンTD。値千金の引分けに持ち込んだ。
 そして圧巻は、互いにクラッシュボウル出場を賭けた最終・日大戦。「引分けでも良し」という油断もあったか、前半はミスを連発し0−31。誰しも「勝負あった」と見ていたが、選手はあきらめていなかった。後半、開き直ったように果敢なプレーを続け、2TDで17点差に。その後もパントブロックリターンTD、インターセプトリターンTDというビッグプレー連発で一気に3点差。守備がふんばった後の最後の反撃は残り時間12秒で42ヤードFGという状況。一度外すが、日大に痛恨の反則。蹴り直しは見事に決め、残り0秒、執念で追いつき、関東フットボール史上に残る名勝負で、プレーオフの切符をもぎ取った。

<チーム記録>
得点 18.7点(11位)
失点 21.3点(7位)
ラン攻撃 196.0ヤード(5位)
パス攻撃 89.0ヤード(13位)
攻撃トータル 285.0ヤード(11位)
ラン守備 122.0ヤード(3位)
パス守備 157.7ヤード(8位)
守備トータル 279.7ヤード(5位)
※カッコ内は1部14校の中での順位です。



もどる